サクラセブンズ、新ヘッドコーチに兼松アシスタントコーチが昇格

日本ラグビーフットボール協会は8月13日、サクラセブンズ女子7人制日本代表の新ヘッドコーチに兼松由香アシスタントコーチの昇格を決めた。

パリ・オリンピックでの退任を発表していた鈴木貴士ヘッドコーチに代わり、サクラセブンズ女子7人制日本代表の指揮官を決定。前体制でアシスタントコーチを務めていた兼松由香のヘッドコーチ就任を発表した。

8月下旬から新体制での活動を始め、9月7日から始まるアジアラグビーセブンズシリーズ韓国大会が初陣となる。

兼松ヘッドコーチは15人制女子日本代表で13キャップ、女子7人制日本代表では2016年リオデジャネイロ・オリンピックを含めて28キャップを保持する元代表選手。指導者としては2019年から女子セブンズユースアカデミーのヘッドコーチ、2023年からサクラセブンズのアシスタントコーチを務めてきた。

アンダーカテゴリーの指導では、U18女子セブンズ・ディベロップメントスコッドを率いてワールドスクールシリーズ2022で優勝。女子セブンズ学生代表を率いた今年6月のFISU世界学生選手権では、プール戦ではメキシコ、ポーランド、スペイン、南アフリカに4戦全勝。準決勝ではオーストラリアに27-7、決勝ではカナダに21-12で勝利を収めて大会を制した。

また、昨年のアジアラグビーセブンズシリーズのタイ大会ではヘッドコーチ代行を務めてサクラセブンズを優勝に導いた経験もある。

「サクラセブンズの選手として出場したリオ・オリンピックから8年。この度、ヘッドコーチに就任することになりました。リオ、東京、パリ(でのオリンピック)大会に挑み、思いをつなげてくださったすべてのサクラセブンズの仲間たちに感謝いたします」と42歳の元日本代表の新指揮官。

「これからさらに進化し、世界で活躍するサクラセブンズの姿を通して、サクラセブンズの思いを未来へつなげていきたい」とコメントした。