HSBC SVNS: ニュージーランド、オーストラリア、フランス、アメリカが初日を制する

ドバイ大会から1週間後に行われたHSBC SVNSシリーズ第2戦のケープタウン大会では、さらなる緊張感が加わり、チームは3チームずつの4つのプールに分けられ、プールの勝者のみが2日目のタイトル争いに進む形式となりました。

このフォーマットにより、各試合が重要となり、日曜日のタイトル争いへの望みを断たれるような敗北を避けるため、各チームは全力で戦いました。

初日の12試合を無敗で終えたのは4チームでした。先週のドバイ大会で優勝したオーストラリアは、オリンピック銅メダリストのアメリカと決勝進出を懸けて対戦します。一方、オリンピック金メダリストで先週の準優勝チームであるニュージーランドはフランスと対戦します。

POOL A – 勢いに乗るオーストラリアがベスト4進出

オーストラリアは、試合中に1分以上5人に減らされるピンチを乗り越え、カナダを26-10で下し、HSBC SVNSシリーズでの無敗記録を維持しました。Tia Hinds、Heidi Dennis、Mackenzie Davis、Sariah Pakiがそれぞれトライを決め、ドバイ大会優勝チームは2週連続のタイトル獲得に向けて希望をつなぎました。

この日の2試合目では、Maddison Leviが27試合ぶりに得点を挙げられなかった点も注目されました。彼女は、ブラジルを45-5で下した試合でハットトリックを達成し、今シーズンのトライ数を18に伸ばしていました。

Heidi Dennisも自ら2トライを追加し、DHLスタジアムでの自信に満ちた試合開始を演出しました。ブラジルからはYasmim Soaresが慰めのトライを挙げました。

カナダは、6人の選手が得点し、Carissa Norsten2トライを挙げる活躍で、初戦で粘り強いブラジルを43-17で下しました。一方、南米代表のブラジルではThalia Costaが誰よりも際立ち、2トライを挙げて国際試合通算100トライにあと5つと迫りました。

POOL B – ニュージーランド、日本の脅威を乗り越える

Manaia Nukuが試合終了間際に80メートルの多段階攻撃から劇的なトライを決め、先週のドバイ大会準優勝チームであるニュージーランドは、プールBでの日本との接戦を制してフランスとの準決勝進出を決めました。

Nukuの鮮烈なトライにより、ブラックファーンズ・セブンズは手の届かないリードを確保し、試合を22-12で締めくくりました。前半を10-12とリードされて折り返していただけに、価値ある勝利となりました。ただし、開幕2試合で2つのイエローカードを受けたこともあり、夜の振り返りでは規律の重要性が繰り返し議論されることでしょう。

ニュージーランドは初戦の中国戦では比較的楽な展開となり、Mahina PaulとRisi Pouri-Laneがそれぞれ2トライを挙げる活躍で、6トライを奪い40-10で快勝してケープタウン大会をスタートしました。

一方、日本は初戦で守備が堅実な中国と接戦を繰り広げ、Chiaki SaegusaSuzuha Okamotoのトライにより14-7で勝利し、白星を飾りました。

POOL C – フランス、無失点でベスト4進出を決定

先週のドバイ大会で3位に入賞したフランスは、ケープタウン大会で2つの堅実な勝利を収め、プールCの首位通過を決めるとともに、準決勝進出を確実なものにしました。さらに特筆すべきは、2試合で1点も許さなかった点です。

フランスは、乱戦模様となった初戦のスペイン戦で後半に引き離し、3つの無回答トライを決めて21-0で勝利しました。この試合は、粘り強いスペインの守備により前半を無得点で終えた後の劇的な展開となりました。

続く試合では、アイルランドに対して15-0で勝利し、プールCのトップの座を確保しました。試合終盤にLili DezouとHawa Tounkaraが立て続けにトライを決め、勝利を揺るぎないものにしました。

一方、アイルランドは初戦でスペインを34-5で破り、Eve Higgins50回目の大会出場を祝う形で2トライを挙げました。Hannah Clarke2トライを追加する活躍を見せました。スペインは試合終了間際にZahia Perezが慰めのトライを決めています。

POOL D – TolliverがUSAを準決勝に導く

Nia Tolliverはケープタウン大会初日でUSAのスター選手となり、先週のドバイ大会での6トライに加えて4トライを挙げ、日曜日の準決勝進出に必要な2勝をチームにもたらしました。

Tolliverは、Alyssa Porterとともに2トライを決め、不規律なプレーが目立ったフィジー相手に31-0の快勝を収めた試合で輝きを放ちました。

その後の試合では、先週のドバイ大会で4位に入ったグレートブリテンと対戦し、再び2トライを挙げる活躍を見せ、31-14で勝利。プールDの最終試合で見事な勝利を収め、準決勝進出を決めた最初のチームとなりました。

一方、グレートブリテンはGrace Crompton2トライの活躍により、フィジアナを22-5で破り、アメリカとの勝者総取りの直接対決へと持ち込みました。