HSBC SVNS:ニュージーランド、フランス、オーストラリアの女子チームが香港初日を圧倒
HSBC SVNSの女子トップ3チームは、彼女たちが表彰台の常連であることを証明するかのように、香港の新たなスタジアムで圧巻のパフォーマンスを披露しました。
プールA:Black Fernsのスターが通算100トライに迫る
キャプテンのSarah Hirini率いるニュージーランドは、中国とアメリカに勝利し、Hirini自身も2トライを記録して通算99トライに到達しました。Black Fernsは中国を相手に45-0と圧勝しました。一方、アメリカは初戦でブラジルに31-12で勝利し勢いに乗っていたため、初日最後の試合ではニュージーランドにとって厳しい戦いとなりました。
試合は、Michaela BrakeとAriana Ramseyがそれぞれトライを奪い合う形でスタートしました。その後、Hiriniが2トライを決め、ニュージーランドは21-7とリードして前半を折り返しました。後半にはBrakeとJazmin Felix-Hothamが追加点を挙げましたが、アメリカもNia ToliverとKristi Kirsheがトライを決め応戦しました。特にKirsheのトライは、ニュージーランドがノックオンの笛を待っている間に、ピッチを駆け抜けて決めたものでした。
試合後、Felix-Hothamは「この雰囲気こそ、私たちがこの競技をプレーする理由です」と語りました。「新しいスタジアムでありながら、香港セブンズの伝統的な雰囲気がそのまま残っている。香港の人々がセブンズを大切にしていることを感じます。とても感謝しています」。
現在、ニュージーランドが6ポイントでプールAの首位を占めています。アメリカとブラジルが3ポイントで続いています。ブラジルは、Yasmim SoaresとThalia Do Silva Costaがそれぞれ2トライを挙げ、中国を36-10で下しました。
アメリカは土曜日に中国と対戦し、ブラジルはニュージーランドと戦います。
プールB:フランスがイギリスとフィジーの反撃を封じる
グレートブリテンとフィジーは土曜日の準々決勝進出を狙える位置につけていますが、プールBの首位に立っているのはフランスです。
フランスはAlycia Christiaensの先制トライでイギリス戦を好スタートしました。しかし、Georgie LinghamとReneeqa Bonnerのトライで逆転を許しました。グレートブリテンの男子チームがフランスを破った直後だったため、フランス女子チームとしても敗北は避けたかったです。すると、Christiaensの2本目のトライとValentine Lothozのトライで巻き返し、22-12で勝利を収めました。
続くフィジー戦でも、Christiaensのスピードが際立ちました。彼女のトライの後、Rose Marie Fiafialotoへ見事なパスを通し、さらにHawa Tounkaraもトライを決めました。しかし、フィジーは後半に猛反撃を見せました。北スタンドのフィジーサポーターが歓喜する中、Sesenieli Donuの豪快なランとVika Nakaciaのトライで追い上げました。しかし、Tounkaraが試合を決定づけるトライを挙げ、フランスが24-14で勝利しました。
グレートブリテンとフィジーの勝利は、いずれもアイルランド戦でした。グレートブリテンはEmma Uren、Lauren Torley、そしてスピードスターのGrace Cromptonが2トライを決め、28-17で勝利しました。フィジーも26-17でアイルランドを下しました。アイルランドは総合ランキング10位ではありますが、2試合で34得点を挙げており、その攻撃力には自信を深めるはずです。特にKatie Whelanは3人のフィジー選手を振り切ってトライを決め、一時は17-12とリードしましたが、Lavena CavuruとVerenaisi Ditavutuのトライで逆転を許しました。
プールC:Maddison Leviが圧巻のパフォーマンス、オーストラリアが2連勝
Maddison Leviのピンクのスパイクが芝の上を駆け抜けるたびに、オーストラリアと対戦するチームは大きな脅威にさらされました。
スペイン戦ではハットトリックを達成しました。カナダ戦では、Charlotte Caslickのオーストラリア代表通算トライ記録を上回り、左右のウィングでトライを決めて逆転しました。Olivia Appsのトライで先制を許したものの、前後半でさらに2本のトライを加え、記録を189トライまで伸ばしました。
一方、カナダではTaylor Perryが代表初トライを決めたものの、チームは26-15で敗れました。
日本は現在4ポイントです。週末最初の試合でカナダに24-17で敗れたものの、その後スペイン戦では19-12とリードされた場面から立ち直り、24-19で逆転勝利を収めました。堤ほの花、梶木真凜、岡元涼葉、辻崎由希乃がトライを挙げ、サクラセブンスを勝利に導きました。